1998-07/10(金)~07/20(月)-千葉ロケ1 7月集中撮影第2弾:千葉の公園での撮影がスタート!

樺龍との別れ

7/10(金):樺龍と風組の別れのシーンの撮影

7月は1カ月間を全て撮影にあてる事になっていますが、1週目の長野ロケを終了し、2週目は千葉県にある団地の隣の自然公園で撮影の予定です。

 

1カ月の間をずっとロケに行って宿泊するような予算はないし負担が大きいので、この作品は都内近郊の公園で誤魔化して撮影できるようなシーンはまとめて千葉県の八千代市にある公園で撮影を行っています。

 

この日(7/10)は樺龍と風組の他のメンバーの別れのシーンの撮影でした。

 

最終的に本編ではシーンごとカットしてしまいましたが、ここまで何度か書いたとおり樺龍は「阿修羅(あしゅら)」という敵の一人と死闘を演じる話になっていて、この段階ではまだそのシーンを使う予定でいたのです。

 

当初のストーリーの構成は、楓牙を生き残らせるために風組の5人が順番に1人づつ残っては敵の3人衆と死闘を演じるというのものでした。

 

 

他にも撮影当初では完成作品と設定上で違う点がいくつかあります(完成までに変更になった)。

 

まず刹那(せつな)という敵に関しては、初めに僕が想い描いていた設定では、

闇夜の中をやってくる狂気

という人物で、暗闇の中で居合いを抜き風組の兄弟2人と戦う予定でした。

ただ、こちらは夜のシーンが8ミリフィルムでは撮影が難しいので昼間のシーンに変更となります。

 

そして、本編ではカットになり登場しませんが、この日に撮影した「阿修羅」という男はとにかく”卑怯“で(笑)、遠くから手裏剣を大量に投げつけるばかりで姿をなかなか現さないという設定の男でした。

 

なので阿修羅はあまり映画の中で写らない為、ほとんどが樺龍の一人芝居となる訳です。

 

(※長野ロケで7月1日に撮影していたのは、大量に阿修羅が投げてくる手裏剣をかいくぐり走り回って戦う樺龍の姿でした)

 

この日はその死闘の直前、樺龍が阿修羅を迎え撃つために風組と分かれて一人残るというシーンの撮影です。(阿修羅のシーンがカットなので当然この日の撮影も全て本編ではカットとなりました。残念。)

 

樺龍との別れの楓牙の画像

 

 

余談:

※疲れもたまっているし、つい半年前まではお互いに知らない者同士だった役者とスタッフ達が、仕事でもないのに8ミリフィルムの自主映画を作るために1年以上も休みを潰して大変な思いをして共同作業するっていうのは、多分読んで下さっている皆さんが思うより相当に奇蹟的な事です。

 

もちろん、全員が仲良く最後までゴールできるわけではなく、残念ながら途中でリタイアする人も居たりもします。

 

樺龍役のヤギ(黒川くん)とは、正直言って、この頃は少しだけギスギスした関係の時期でした。笑

 

監督として作品をつくるのも、役者で演じるのも、それぞれそこに至るまでに道のりがあるので、1つの文化なんですね。

 

そして撮影現場ではお互いの異文化同士が衝突するので、現場では色々と不平不満や困惑がお互いに生まれる事も多々あり、このころは多分お互いにいまいちしっくりいっていなかった感じがします。

 

それでも、いづれそのギスギスも乗り越えて作品を完成させ、彼は「INGA!」でも出演して頂くにいたります。