1998-05-22(金) 夜のシーンのカメラテスト 8ミリフィルムの限界

夜を想定した衣装テストの画像

最初の読み合せの頃から夜のシーンを想定していました。

 

この日はマル(丸島)の仕事が午後3時からだったので、朝6:30に家を出て午前中にマルを被写体にして千葉(八千代台の自然公園)でテスト撮影をしてきました。

 

この段階のシナリオではシーンによって場面が「夜」に設定してあったのですが、以前の記事《1997-08-16》で書いた通り8ミリフィルムは暗い場所ではほとんど写りません。

 

 

当然夜に撮影するなど完全に無理なのですが、「疑似夜景」といって昼に撮影するけど黒や青のフィルターを付けて映像を夜っぽくするという方法で撮影をしたいと考えていました。

 

発電機とライトを使って昼に撮影すればギリギリでなんとか上手くいくのではないか?と想定していたのですが実際にフィルムでテスト撮影してみないと解りません。

 

(※この作品のシナリオはほとんどが森の中が舞台なので、映像的な起伏が少なくて出来る限り森以外の環境をシナリオに入れようとしたり、天気・日時・季節の違いを入れて画面の雰囲気を時々変えていこうと考えていたのです。ロケハンで「滝」とか「河原」とかを必死に探していたのも、単に木々や草の茂った森といった環境から少しでも違う絵面に画面を転換する為にロケーション設定したかったからです。)

 

最終的な本編で 「愛梨が雪の中で風組に助けられる回想シーン」 というのがありますが、これはシナリオ的に必要という以外にも、画面的に雪のシーンを入れる必要性があっての事なのです。

雪の中の愛梨の画像

そういう意味でシーンの所々の良いタイミングで設定を夜にするというのは大切な事だったのですが、この日のテスト撮影の現像されたフィルムを見て、どんなに頑張っても綺麗に写らないとわかったので断念しました。残念です。

 

※夜のシーンを8ミリフィルムで美しく撮るというのはかなり以前から僕にとっての難題で、《1997-05-19》で書いた過去の短編作品「アトリエから(イメージ)」でも夜のシーンがあるがためにフィルム撮影が出来ずにVHSビデオでの作品としたのでした。