1997-04月中 前作短編のアフレコ作業と並行して「楓牙」のストーリー作り

実はまだ前作のアフレコ中・・・
「楓牙」の製作開始を決定したころはまだ前作の短編作品(タイトル「アトリエから(イメージ)」)がアフレコなどの追い込み作業中でした。
たかだか25分程度の短編作品の仕上げ作業なのですが、この頃の機材環境というのは今のようなクリーンなパソコン作業とは大違いで汚いし小さいし面倒だしで大変でした。
手でくるくるとフィルムを回すエディターの小さな見づらい画面を擬視して作業するので肩や腰がすぐに痛くなります。
(フィルムも画面も小さくてぼやけているので本当にイライラする!!)

エディター:
手動でクルクルとフィルムを回して、中央の画面で映像を見てチェックする為の機械。
中央の出っ張りに豆電球みたいな光を放ってモッヤモヤの画面にうっすらとボヤけた映像を見せてくれる優れもの。
ちょっと素早く回転させるともれなくフィルムを傷つけてダメにするという特典付き。

スプライサー: 紙の裁断機の様に中央のレバーでフィルムをチョキン!と切ってセロテープみたいな透明なテープでフィルム同士をつなぎ合わせる装置。 テープに埃や糸くずがついたまま気付かずに張ってしまうとフィルムを映写した時に糸くずの影お化けが写る事になる優れもの。
目をやられ、腰をやられ、精神をやられる自主映画制作
この頃、僕は編集作業や音入れ作業のせいで腰痛がひどくなった上、原因不明のめまいが頻発していろいろと病院で診てもらう必要があるほどになってました。
「背筋が肉離れしている」とのことでした。
僕は10代の頃から「走れなくなったら生きてる意味がない」という信条の持ち主で、極端な話ですが「毎日の運動を怠ったら負けだ」くらいの気持ちで生きてきました。
この頃も体力が落ちないよう毎日運動に気をつけていたつもりなのに、アルバイトして家に帰ってから夜通しで作業して、またアルバイトして。。。更にできる限り映画も観なくてはならないし、色々と勉強しなくてはならないこともあるし。。。と、自然と健康についてなおざりになりつつあったのです。
とりあえず背筋含めた筋力や体力維持の必要から、近所にあった区民スポーツセンターのプールで毎日30分間水中ウォークを始めました。まるでお爺さんです。
(この時以降、それまで以上に「柔軟」と「筋トレ」「体力維持」に気を付けてトレーニングを継続するように意識しています。作業が忙しくなると結局できなくなり同じ過ちを何度も繰り返しますけど。)
僕に関しては自業自得ですがご覧になっている皆さんは健康にどうぞご留意ください。
何はともあれ肉体的には既にボロボロの状況でしたが、座りっぱなしで眼も疲れる編集や音入れ作業に対して、シナリオを考えるのは(最初の段階は)自由で楽しいものですのでクソ忙しいですが良い気分転換となりました。
余談:

長編として完成していた「アトリエから」のストーリーを、将来的に長編作品として制作するテストの意味を含めて予告編的短編として完成させた作品。 この作品については次ページにて詳細を説明しますが、「楓牙」に出演している役者の何人かは実はこの作品の時からZOLTARに関わってもらっていました。 主役の大学生コースケは楓牙役の高村だし、ヒロインのスギコという女子大生は「楓牙」で犬丸使い(「INGA!」では朱頭(しゅず)役)のくさなぎが演じています。 マル(丸島)やサル(藤谷)もこの作品に大きく関わっていました。
※あだ名について:

ケン(高村賢)とかマル(丸島健)とかはわかりますが、サル(藤谷宥木)ってあだ名は何だろう? 実は僕も正確な理由はよく知りませんが、藤谷が最初にZOLTARにやってきた際に「あだ名はサルです」と自己紹介した事から始まっていて、以来ずっとそう呼んでいます。 その際にも不思議に思って色々と聞いたのですが、確かあまり要領を得なかったような。。。 でも後に「なんだか学生の頃に犬みたいな奴だか誰だかと仲が悪くて、それで『犬と仲が悪いから私は猿だ』とかいう理由でサルになった」とかいう都市伝説みたいのを聞いたことがあります。笑