1997-04-19(金) あっという間にストーリーのPart1とPart2まで出来上がる

「其の表」版もシナリオ第二稿まで存在する。当時は感熱紙印刷の為ほとんど文字が消えて読めません。
まずはシナリオを作らなくては!
忍者映画を作ると決めた翌日。
この日は土曜日で休みだったのでマル(丸島)とファミレスで具体的なストーリー案を検討。。。
。。。しようと思ったらなんと!
サクサクと話しが決まってしまって「楓牙」Part1とPart2の2話分も大筋のストーリーができてしまいました。
正式には『楓牙(其の表)』と『楓牙(其の裏)』というタイトルでした。
内容として両作品とも主人公は同一人物(楓牙)で話も密接に絡むのですが、そのほかの登場人物やロケーションはそれぞれ全く別で映画としてはお互いに独立して完結するというものでした。
独立してそれぞれ完結する2つの映画、密接に絡む2つのストーリー
ストーリーは
「楓牙(其の表)」: 武士や貴族の(表)世界に現れた謎の男、楓牙。彼が和平の為に隣国へと向かう姫を襲いくる魑魅魍魎から守って活躍するという内容。
「楓牙(其の裏)」: 裏世界での忍者同士の非情な戦いをシビアに描く内容。(基本的に8ミリ版「楓牙」はこちらをベースに作られています)
となっていました。
最大の特徴として、連続物の形をとっているにもかかわらず、「其の表」はカラー作品で「其の裏」はモノクロ作品という事と、ストーリーの順番として「其の表」というのは楓牙が「其の裏」のストーリーを途中で抜けて過ごした1日だけの話であるという事です。

つまり、楓牙を基準にしてストーリーを見ると、まず「其の裏」の話が裏(忍者?)の世界で始まって、その途中ある目的で楓牙は表の世界へ赴き、国の姫と護衛の武士2人と行動を共にするようになり、姫や楓牙を狙って襲ってくる魑魅魍魎の武士や忍者と次々と戦う。
そしてその後また「其の裏」のストーリーへと戻っていく。。。というちょっと今でも見ない不思議な素敵な(?)連続物の設定が本当の『楓牙』の映画なのです。
たった1日で映画2本分のシナリオが完成
こんな壮大なストーリーをたった1日で2話分も考えるなんて、本当にのっている日でした。
とにかくドンドン話ができあがり盛り上がってましたし、その勢いのまま、この時は8ミリフィルムで映画2本分・約3時間に及ぶ大作を本当に撮ってやろうと思っていました。
しかし、まあ現実的にさすがにそれは無理なので、このうち「其の裏」にあたるストーリーを単作として少しずつ何度も改良して、最終的に現在ある「楓牙」となるのです。
こうしてこの日から作品完成・上映まで長くて果てしない地獄の日々が始まったのでした。